大会・講演会
平成17年度・関西支部講習会
『鋳造欠陥防止への対応策
-欠陥防止対策と人材育成を考える-
主催 (社)日本鋳造工学会関西支部
鋳物製品に占める直接製造費の比率は一般に高く、そのため生産ロスは収益性に直接大きな影響を及ぼします。特に鋳造欠陥は生産ロスの最たるもので、これまで我々鋳造業界では永遠のテーマとして日夜この問題と戦っておりますが、欠陥対策は単にその場の問題のみではなく、対応のための技術力およびそれを支える人材の問題でもあります。
そこで(社)日本鋳造工学会関西支部では、企業の皆様方がロスの少ない生産体制を構築される一助にしていただくとともに、これを支える人材の育成について学ぶことを目的に、生産現場や技術教育の場でご活躍の講師の方々をお招きし、対応事例を中心にした実践面からの取り組みについての講習会を企画致しました。
ご多忙とは存じますが、必ずやお役に立つものと思われますので、多数ご参加下さいますようご案内いたします。
記
日時 平成18年2月2日(木)10:00~17:00場所 アウィーナ大阪(上本町)生駒の間 (3F)
住所543-0031 大阪市天王寺区石ヶ辻町19-12 TEL06-6772-1441
参加費 会員1,2000円 非会員20,000円 学生1,000円 (何れも昼食代含)
(注1:1月26(木)日までにお申込みの方には昼食をご用意いたします)
(注2:ご欠席の場合、参加費は返却いたしませんので、予めご了承下さい)
定員 100名(定員に達し次第締切ります)
申込方法 平成18年1月26日(木)までに、参加費を添えて、申込書を(社)日本鋳造工学会関西支部宛 お送り下さい。なお、参加費は下記のいずれかでご送金ください。
送金方法 ① 郵便振込 口座番号:00910-7-102381
(社)日本鋳造工学会関西支部宛
② 銀行振込 UFJ銀行・中之島支店 口座番号:普通預金 32749
(社)日本鋳造工学会関西支部 支部長 松 井 正 毅宛
問合せ先 〒579-8037 東大阪市新町12-34 ㈱ナニワ炉機研究所内
(社)日本鋳造工学会関西支部 事務局 TEL0729-86-2608 (FAX共用)
http://www.mat.eng.osaka-u.ac.jp/mse6/jfskansai/kansai.htm
― プログラム ―
(演題、講演内容は若干変わることもありますのでご了承下さい)
10:00~10:05 開会挨拶 (社)日本鋳造工学会関西支部 支部長 松井 正毅
司会 大銑産業株式会社 芝 重和
10:05~11:00 (特別講演)生型における鋳造欠陥と対策 株式会社クボタ 恩加島工場 木挽 謙治
生型製造ラインにおけるエンジン部品及び産業機械用の鋳物に発生する鋳造欠陥とその対策事例について、溶解・中子・鋳造の各要素技術、鋳造法案など、多方面からアプローチした代表的例をピックアップして紹介する。
11:00~12:30 (特別講演) 自硬性鋳型における鋳造欠陥と対策 張技術研究所 張 博自硬性鋳型にて製造される中・大物鋳物の鋳造欠陥の要因を解析し、現場における鋳造方案改善事例および不良対策実施例について講演していただきます。
12:30~13:30 昼 食 (現場改善事例報告)
13:30~13:55 消失模型鋳造工場の不良率低減活動
衣川鋳鉄(株) 衣川 真司
消失模型鋳造法での生産依頼が増加するなかで、技術革新および作業環境の改善なの利点を持つかたわら、金型などの初期費用がかかり、品質の確認事項が多く、初期不良率が高くなる傾向があった。これらの不良率を低減させ、品質最優先に取り組んだ内容を中心にお話し頂く予定です。
13:55~14:20 Vプロセスにおける鋳造欠陥対策事例
(株)クボタ 恩加島工場 安宅 剛
Vプロセスで生産する大型鋳物における鋳造欠陥に対して、それらの要因分析から、作業や設備の改善を通じて再発防止策を推進した事例を紹介する。
14:20~14:45 冷やし金の利用によるひけ巣の防止
(株)木村鋳造所 ○林 健一 ・ 岩橋 淳
丸山 善久 ・ 菊池 俊史
近年の自動車用プレス金型における金型の大型・多様機能,かつ軽量化の流れから型構造が複雑になってきた要因もあり、ガイドブッシュ部にひけ巣が発生する製品が多くなってきた。そこで、ガイドブッシュ部のひけ巣の発生を防ぐとともに組織の均質化を実現させた改善内容を中心にお話し頂く予定です。
14:45~15:00 コーヒブレーク
15:00~15:25 特殊砂を用いたRCS中子による薄肉鋳物のガス欠陥対策
㈱ツチヨシ・マテック 豊橋工場 ○ 松村 明彦 ・ 池内 昌弘 新型人造セラミックサンドを骨材としたRCSにより製造して中子による薄肉鋳物のガス欠陥への影響を報告する。 15:25~15:50 鋳造設備という視点からみた不良対策ツール
新東工業株式会社 鋳物センター 橋本 邦弘
鋳造設備、とりわけ生産鋳造設備は様々な面で進化を遂げ現在に至っている。最近では、弊社の静圧造型機ACE・抜き枠造型機FCMXに見られるようなダウンサイジングやハイブリッド化による高機能と省エネルギー・コンパクト化の両立やトータルなシステム化が大きな特徴となっている。特に、システム化を通じて「見える化」が進展しており、この事は有効な不良対策ツールとして活用できる可能性があると考えられる。鋳造設備の開発動向を踏まえながら、その様な観点から鋳造設備のシステム化について紹介させて頂く。
15:50~16:50 鋳造現場の人材育成への取り組み 近畿大学 木口 昭二 鋳造現場でのものづくりにおいて生産技術者の育成は急務である。中国をはじめとする国際競争力の強化、高付加価値化が今後の重要な課題であり、鋳物の不良撲滅も大きな要因であり、そのための人材育成について講演する。
16:50~17:00 閉会あいさつ 企画、担当代表理事 大阪府立大学 辻川 正人 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(社)日本鋳造工学会関西支部
FAX 0729-86-2608(電話兼用)
平成17年度講習会参加申込書
下記の通り参加を申し込みます。 平成17年 月 日
勤務先名 |
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所在地 |
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参加者氏名 |
所属部・課 等 |
資格(○で囲む) |
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会員・非会員・学生 |
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会員・非会員・学生 |
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送金額 円 |
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送金方法を○で囲んで下さい(振り込予定日) 月 日 郵便振込 ・ 銀行振込 |
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*必要事項をご記入の上、1月23日(月)までに支部事務局へ郵便又はFAXでお申込みください。